益田正洋ギターリサイタルin山口

デビュー30周年記念
益田正洋ギターリサイタルin山口
阿部康幸製作ギターによるバッハ無伴奏チェロ組曲集

- 歴史好きの私にとって山口と聞くだけで気持ちが高揚します。また私の祖先の所縁が深い長州には勝手に親近感を覚えています。
 今回2006年に演奏会をさせていただいて以来15年ぶりの山口です。コンサートで皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。 -
益田正洋

開催概要

日時 <下関会場>
2021年9月25日(土) 13:30開場 14:00開演
<周南会場>
2021年9月26日(日) 13:30開場 14:00開演
フライヤー
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益田正洋ギターコンサートフライヤー
会場 <下関会場>
下関市生涯学習プラザ風のホール(下関市細江町3丁目1-1)
<周南会場>
周南市文化会館リハーサル室(周南市徳山5854-41)
料金 一般 3,000円 / 学生 1,000円
チケット予約 ご予約はこちらの予約フォームより行うか、チラシに記載の事務局までお電話ください。
お支払いは当日会場受付にて承ります。おつりのないようにご用意ください。
問合せ 事務局 ygs(at)guitar.jp
*(at)を@に変えてください
主催・共催・後援 主催:山口県ギター音楽協会
文化庁ARTS for the future!補助対象事業
その他 当公演は通常より客席数を減らしています。
感染症拡大防止対策についてはこちらをご覧ください。

プログラム

 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲より
  第1番 ト長調 BWV1007
  第5番 ハ短調 BWV1011
  第2番 ニ短調 BWV1008
  第3番 ハ長調 BWV1009

出演者

益田正洋 / Masahiro MASUDA
 長崎県・長崎市生まれ。幼少時に両親の手ほどきによりギターを始める。長崎大学経済学部を卒業後、2001年ジュリアード音楽院修士課程にてS.イズビン女史に師事。これまでに福田進一、藤井眞吾、O.ギリア、M.バルエコ、D.ラッセル (敬称略)などにも指導を受ける。
 89年、第20回クラシカルギターコンクール入賞。当時審査委員長を務めていた作曲家、伊福部昭氏(故人)より審査員特別賞を授与される。翌年第21回同コンクールにて史上最年少(12歳)で第一位を受賞。また92年、東京国際ギターコンクールにても入賞。加えて03年にはシカゴにて行われた国際コンクールにてファイナリストに選ばれるなど、国内外でも数々の賞歴を重ねている。
 1991年の地元長崎でのデビューリサイタルを皮切りに演奏活動を開始。ソロのみならず他楽器の演奏家、オーケストラとの共演も多く、さまざまなガラコンサートや音楽祭等での客演、公開レッスンなども行う。2001年にはロドリーゴ生誕100周年記念コンサートのコンチェルト・ソリストとして、ニューヨーク・リンカーンセンターにて海外デビュー。J.デプリースト(元東京都響常任指揮者)指揮、ジュリアード・シンフォニーと共演。アランフェス協奏曲を好演する。
 2009年には優れた若手演奏家をフィーチャーする(財)東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー|バッハからコンテンポラリーへ)」に招聘され、ソロリサイタルを成功。ディズニー・オン・クラシックの日本ツアーにもゲスト演奏家として参加し、全国30か所の公演を行う。また2012年秋には世界的なギター製作家J.L.ロマニリョス氏に招聘されたことをきっかけに、スペイン演奏ツアーを行い、特にマドリッド王立音楽院でのリサイタルは絶賛される。
 近年では、美術史家の川瀬佑介氏とのコラボレーション「音楽と美術を楽しむコンサート “ギターと絵画の交わるところ」を全国各地で開催。クラシック演奏会の新しい価値、楽しみ方を提示する斬新なプロジェクトとして注目を集めるなど、その意欲的な活動は多岐にわたる。
 バロックから現代に及ぶ幅広いレパートリーによる演奏は常に好評を獲得。発表したCDは約30枚(2019年5月現在)におよび、その多くのアルバムが月刊誌・レコード芸術にて特選盤として紹介され、読売新聞、東京新聞、婦人公論など各メディアからも支持を集めるなど各方面からの評価も高い。今後もさらなるソロや室内楽のレコーディングの予定を控えている。
 ギター協奏曲や室内楽を通しての他楽器との共演による評価も高く、クラシック音楽普及の為のアウトリーチ活動も行っている。ますます精力的に活動を続ける、日本を代表する実力派ギタリストである。
公式ホームページ:http://www.masahiromasuda.com/

使用ギター提供

阿部ギター工房 / Abe Guitar Workshop
 この度の益田さんのリサイタルは阿部ギターで演奏していただきます。ありがとうございます。"小さなオーケストラ"としてのギターの音作りを基本に、バッハのシャコンヌが弾ける楽器を求めギター製作に専念してきましたが、いつのまにか70 歳代年男になっています。この度、バッハプログラムで弾いていただくことになり嬉しい限りです。ずいぶん前の周南市文化会館での彼の演奏を思いだしました。若いパワフルな演奏で、聴衆とのコミニケーションが豊かで盛り上がり、素敵なコンサートでした。地下練習室の会場はギター1本で良く響き、今だに良き記憶として残っています。
 この度のバッハプログラムのコンサートではどんな響きになるか、大変楽しみにしています。
 多くの聴衆へ、彼の演奏をうまく表現できる楽器として役立つよう、祈るばかりです!
阿部ギター工房 阿部康幸